合田真理(まさみち)
本編の主人公。人間関係に悩む高校生。自らが抱く絶望について興味を持つ。
晴子(はるこ)
真理の叔母。フリーライター。悩める甥っ子にキルケゴール哲学を教える。
キェルケゴール
『死に至る病』の著者。複雑な人生経験を経て文明社会の絶望を探究する。
ミカエル
キェルケゴールの父親。一代で財を成し、息子に徹底的な英才教育を施す。
レギーネ
良家の令嬢。キェルケゴールと婚約するが、互いに愛しあったまま破局。
ヘーゲル
ドイツの大哲学者。その思想が弁証法的な絶望研究に影響を与える。
キェルケゴール(1813〜1855)
宗教思想家・哲学者。デンマークのコペンハーゲンに生まれる。大学では神学を学び、やがて文学やヘーゲル哲学に傾倒する。父親ミカエルによる衝撃的な罪の告白と、婚約破棄の体験が起因となり、実存・主体・自己を探求した多くの著作を遺した。その他『誘惑者の日記』『哲学的断片』等
関連作品
『方法序説』デカルト
※すべてを疑って真理を探究する方法論
バラエティ・アートワークス
「まんがで読破」シリーズの制作を目的に設立された著作会社。その他『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第5期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。2013年解散。現在は後身のTeamバンミカスがシリーズを継続。