太田豊太郎
本編の主人公。司法省のエリート官僚。国費留学生としてドイツへ渡る。
エリス=ワイゲルト
ビクトリア座のトップダンサー。下層階級の出身。豊太郎と恋に落ちる。
相沢謙吉
豊太郎の親友。裕福な家の出身で医学部を主席卒業。私費でドイツに渡る。
豊太郎の母
厳格な武家の妻。女手ひとつで豊太郎を育てたが、息子の免官で心を痛める。
矢部長官
ドイツ駐在公使。堅物だが惚れこんだ劇場のエリスと豊太郎の関係を妬む。
天方大臣
官職を捨てた豊太郎の能力と気概を高く評価し、再起のチャンスを与える。