太田豊太郎
本編の主人公。司法省のエリート官僚。国費留学生としてドイツへ渡る。
エリス=ワイゲルト
ビクトリア座のトップダンサー。下層階級の出身。豊太郎と恋に落ちる。
相沢謙吉
豊太郎の親友。裕福な家の出身で医学部を主席卒業。私費でドイツに渡る。
豊太郎の母
厳格な武家の妻。女手ひとつで豊太郎を育てたが、息子の免官で心を痛める。
矢部長官
ドイツ駐在公使。堅物だが惚れこんだ劇場のエリスと豊太郎の関係を妬む。
天方大臣
官職を捨てた豊太郎の能力と気概を高く評価し、再起のチャンスを与える。
森鷗外(1862〜1922)
小説家・翻訳家・医学者。東京帝国大学医学部を卒業後、陸軍軍医となり官費留学生としてドイツで4年間過ごす。その経験からドイツを舞台にした『うたかたの記』『文づかひ』などの著作があり、『舞姫』と合わせてドイツ三部作と呼ばれている。またゲーテやアンデルセン作品など多数の翻訳を残した。
関連作品
『若きウェルテルの悩み』ゲーテ
※ドイツの偉人ゲーテ。鷗外が日本に紹介し島崎藤村ら国内作家に「ウェルテル熱」を起こした
バラエティ・アートワークス
「まんがで読破」シリーズの制作を目的に設立された著作会社。その他『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第5期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。2013年解散。現在は後身のTeamバンミカスがシリーズを継続。