デュパン
没落貴族の末裔。パリ郊外の暗い館に閉じこもり読書ばかりしている変人
「私」
物語の語り手。パリ滞在中にデュパンと親しくなり解決した事件を紹介する
警視総監
パリ市警のトップ。迷宮入りの事件を度々デュパンに解決してもらっている
レスパネー親子
モルグ街で質素に暮らしていた母娘。密室殺人事件の被害者になってしまう
船員
マルタ島の船乗り。南の島で発見した「あるもの」が事件解決のカギを握る
貴婦人|盗まれた手紙
大臣の政敵。パーティを開催中に政治的に重要な手紙を盗まれる
大臣|盗まれた手紙
野心的な政治家。盗みだした機密文書を悪用しフランス政界の支配を目論む
エドガー・アラン・ポー
(1809〜1849)
アメリカの作家。両親との離別、養父母とのロンドン移住、大学退学、従軍などを経て雑誌編集者となり、そのかたわら創作活動に没頭。ホラー小説・詩・評論などで多彩な才能を示す。『モルグ街の殺人』で近代推理小説の開祖とされる。時代を先取りしていた才能は生前には評価されず、貧苦のなかで謎の死を遂げた。
関連作品
『ドグラ・マグラ』夢野久作
※怪事件の謎を解くカギは主人公の脳にある
『赤と黒』スタンダール
※野心的モテ男の立身出世と壮絶な最期
Teamバンミカス
「まんがで読破」シリーズの企画・制作を目的に設立された著作会社。前身のバラエティ・アートワークスから足かけ10年で139作を執筆・制作。その他まんが学術文庫『群衆心理』ほか6作(講談社)『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第5期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。