赤と黒

ジュリアン＝ソレル
下層階級の出身で、美貌と才気にあふれた野心家。プライドが高い。

ルイーズ
ヴェリエール町長・レナールの妻。信心深く、純粋で控えめな女性。

マチルド
ラ・モール侯爵の令嬢。貴族社会に退屈し、ジュリアンを誘惑するが…

エリザ
レナール家の使用人。家庭教師として赴任したジュリアンに恋心を抱く。

シェラン司祭
ヴェリエールの教会に勤める老司祭。教え子ジュリアンの将来が気がかり。

ラ・モール侯爵
パリの大貴族。ジュリアンの能力と勇気を評価し、秘書に雇う。

スタンダール（1783〜1842）

フランス出身。ナポレオン軍のイタリア遠征に参加後、官僚として出世するが王政復古とともに不遇の時代を迎える。1830年、当時の貴族階級の腐敗を痛烈に批判した代表作『赤と黒』を発表。近代リアリズム文学の先駆者のひとり。その他『恋愛論』『パルムの僧院』等。

関連作品

『失われた時を求めて』プルースト
※フランス社交界を徹底的に描いた大長編
『痴人の愛』谷崎潤一郎
※魔性の女に陶酔する男たちの悲喜劇

バラエティ・アートワークス

「まんがで読破」シリーズの制作を目的に設立された著作会社。その他『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第５期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。2013年解散。現在は後身のTeamバンミカスがシリーズを継続。