西遊記

三蔵法師
法名は玄奘。幼いころ仏門に入り精進を重ねてきた。西天取経の旅に出る。

孫悟空(斉天大聖)
石から生まれた石猿。筋斗雲・身外身・地煞七十二変化などの術を操る。

猪八戒(猪悟能)
天界では「天蓬元帥」水軍大将だったが、好色を罰せられて豚の姿になる。

沙悟浄(沙和尚)
もとは天帝の側近「捲簾大将」玻璃の杯を壊した罪で下界に落とされた。

玉龍
西海龍王の息子。死刑になるところを観世音菩薩に救われ三蔵の馬になる。

観世音菩薩
釈迦如来から取経者探しの命をうけ玄奘を見出し、神宝・緊箍児を授ける。

呉承恩（推定1504〜1582）

中国・明代後期の文人で小説『西遊記』の作者のひとりとされる人物。同時代の『淮安府志』に呉承恩作の記述が見られることから有力視されていたが、証拠はない。また『西遊記』には数多くの写本・刊本が存在し、明確な成立については現在も研究中である。写真は東京国立博物館所蔵の玄奘三蔵像。

関連作品

『カーマ・スートラ』ヴァーツヤーヤナ
※古代インド式・愛の教典。神秘的な教訓
『ドン・キホーテ』セルバンテス
※妄想にハマった老人と従者の珍奇な冒険譚

バラエティ・アートワークス

「まんがで読破」シリーズの制作を目的に設立された著作会社。その他『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第５期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。2013年解散。現在は後身のTeamバンミカスがシリーズを継続。