歌子
本編のナビゲーター。和歌好きの女房。珠玉の和歌が誕生した逸話をご紹介。
藤原定家
百人一首の編纂者。平安時代末期から鎌倉初期の新古今歌壇の代表的歌人。
菅原道真
詩文の才能で出世するが、藤原氏の企てにより太宰府へ左遷。学問の神様。
清少納言
『枕草子』の著者。中宮定子の女房として働き、後宮で和歌の才能を発揮。
蜻蛉の君
右大将道綱母『蜻蛉日記』の著者。中古三十六歌仙に選ばれた和歌の名手。
後鳥羽院
第82代天皇。定家の才能を認めて重用するが、勅撰和歌集の編集で衝突。
持統天皇
皇位争い・謀反・息子の死など波乱の生涯だが香具山の穏やかな情景を詠む。
柿本人麻呂
歴史上最古にして最高の宮廷歌人。平安時代には歌聖として神格化された。
藤原定家(1162〜1241)
歌人・古典学者。平安末期から鎌倉初期の激動の時代に朝廷に仕え『新古今和歌集』や『新勅撰和歌集』などの編纂にたずさわり、歌人としての地位を不動のものとした。その他『明月記』『後鳥羽院熊野御幸記』等。歌かるたとして用いられる秀歌撰は『小倉百人一首』として定着している。
関連作品
『おくのほそ道』松尾芭蕉
※永遠の旅人が描く、俳諧とみちのくの魅力
『羅生門』芥川龍之介
※平安王朝のリアル。今昔物語をアレンジ
『源氏物語』紫式部
※紫式部が描いた平安貴族の雅と苦悩
バラエティ・アートワークス
「まんがで読破」シリーズの制作を目的に設立された著作会社。その他『歴史秘話ヒストリア』『タイムスクープハンター』漫画版および第5期TVドラマ脚本協力(NHK/ピクス)等。2013年解散。現在は後身のTeamバンミカスがシリーズを継続。