竹葉亭で文豪たちが愛した鰻お丼&鯛茶漬けを実食!

竹葉亭(ちくようてい)本店は、東京都中央区にある老舗のうなぎ料理店です。

竹葉亭の創業は慶応2年、寺田屋事件や長州征伐がおきた幕末動乱のころ。明治30年には銀座に出店しました。今回は、多くの文豪たちに愛された人気メニューをいただきます。

文豪たちが愛した「竹葉亭」本店

竹葉亭の玄関

150年以上の歴史ある料理店。テーブル席と要予約のお座敷のお部屋、落ち着いた雰囲気の店内です。着物姿の仲居さんたちの心配りが嬉しい。

泉鏡花や永井荷風、池波正太郎も常連客だったそうです。

涼風秋の如し。黄昏頻に蜩の鳴くを聴く。銀座竹葉亭に夕餉を食す。

『断腸亭日乗』永井荷風

うなぎの老舗・竹葉亭の定番メニューを堪能

竹葉亭の定番メニューをランチでいただきました。「鰻お丼」「鯛茶漬け」の2品です。

竹葉亭の看板メニュー「鰻お丼」

竹葉亭の鰻丼

夏目漱石『吾輩は猫である』にもその名が出てくる竹葉亭の看板メニュー。

これが伝統的な江戸前のうなぎ。ふわとろの食感、あっさりした甘辛タレの美味しい蒲焼き。もちろん熱々の肝吸いも完備。

伯父さんどうです。久し振りで東京の鰻でも食っちゃあ。竹葉でも奢りましょう。

『吾輩は猫である』夏目漱石

竹葉亭の人気メニュー「鯛茶漬け」

竹葉亭の鯛茶漬け

もうひとつの人気メニュー「鯛茶漬け」。

はじめは、ゴマダレ漬けのお刺身をおかずにご飯をいただきます。お酒の肴にもピッタリ。シメに残りのお刺身と薬味をぶっかけてお茶漬けにして楽しむ、2度美味しいスタイルです。

季節のお菓子もついてます。

竹葉亭のお菓子

女将さんのお話では、火災で移転したため当時の文豪ゆかりの品などはお店に残っていません…が、伝統を守り続けたお味はもちろん最高。ボリュームも満足です。

気軽に老舗の味や雰囲気を味わいたい方におすすめです。

竹葉亭 本店
https://g201100.gorp.jp/
東京都中央区銀座8-14-7
築地市場駅から歩いてすぐ

関連記事

最近の記事 人気記事
  1. 夏目漱石『道楽と職業』好きなことで稼ぐ職業人の心得|要約・解説

  2. 新橋・末げん|三島由紀夫の「最後の晩餐」鳥鍋と名物・親子丼

  3. 福沢諭吉『学問のすすめ』は日本人の意識を変えた自己啓発書だった【勝間和代さんが解説】

  4. マルクス『資本論』から学ぶ格差社会を生きるヒント【山崎元さんが解説】

  5. モボとモガの資生堂パーラー|大正ロマン〜昭和モダンの西洋料理

  6. 浅草・染太郎|坂口安吾が食べたお好み焼きの老舗

  1. 福沢諭吉『学問のすすめ』は日本人の意識を変えた自己啓発書だった【勝間和代さんが解説】

  2. マルクス『資本論』から学ぶ格差社会を生きるヒント【山崎元さんが解説】

  3. ディケンズ『クリスマス・キャロル』あらすじ解説|貧困と自己責任

  4. 島崎藤村『破戒』のあらすじと解説|部落差別という社会悪

  5. 夏目漱石『道楽と職業』好きなことで稼ぐ職業人の心得|要約・解説

  6. キルケゴール『死に至る病』を解説|あなたの絶望はどの絶望?

TOP
error: このコンテンツのコピーは禁止されています